補助金の活用

【前編】補助金すべてに共通!審査員が評価する補助金申請書のポイント!

事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、その他自治体の商工業者向けに補助金など、

国や地方自治体の様々な施策が行われています。

今回は、補助金の申請書に盛り込んでおきたいポイントをご紹介します!

※このコラムは前編と後編に分かれています。読み終わりましたら、合わせて後編もお読みください!

~目次~

実現可能性

そもそもの話、できるかどうかです。

どれだけ素晴らしい計画でも、夢物語では採択されません。

この項目では、主に以下の観点から評価を行います。

■ヒト・能力の有無

  • 補助事業が事業者の今までの経験やノウハウと関連性があるか。
  • 補助事業の実施チームに、豊富な経験や実績を有する者が入っているか。
  • 足りない能力、経験、ノウハウを補うための取り組みができているか。

■モノの要件

  • 生産場所、生産量、生産体制に無理はないか。
  • 補助事業実施に必要かつ十分な設備等が準備できているか。
  • もしくは、補助事業を通じて必要な設備等が準備できるか。

■カネの要件

  • 必要な資金の調達が見込めるか。
  • 金融機関との調整は済んでいるか。
  • 十分な自己資金はあるか。

■タイムスケジュール

  • 具体的なスケジュールが策定できているか。
  • 無理のないスケジュールか。
  • 補助事業の対象期間中に完了できるか。

革新性

既存のサービスや、ライバルとの違いについて問われる項目です。

「従来同様のビジネスモデルでは、従来くらいの成果しか期待できない」ということです。

サービスや商品の品質が高い世の中ですが、何かしらの革新性を語ることができると、採択に一歩近づけます。

■ビジネスモデルの革新性

  • 従来に存在しなかった商品やサービス、ビジネスモデルか。
  • 従来の商品やサービス、ビジネスモデルの問題点、課題を解決できるか。

■波及効果

  • 従来の事業者が、補助事業のビジネスモデルを参考にすることで、業界の問題や課題が解決できるか。
  • 従来の事業者がなるべく最小限の経営資源を活用して、補助事業のビジネスモデルを参考にすることができるか。
  • 日本国内に留まらず、海外へ展開できるビジネスモデルかどうか。

■知的財産として認められるか

  • 特許、実用新案などの知的財産として認められるか。
  • 従来の事業者の知的財産を侵害してはいないか。

市場性

商品やサービスを利用してくれる、十分なお客さんが存在するかどうかです。

この項目では、主に以下の観点から評価を行います。

■客観的な調査が行われているか

  • 国や地方自治体など公的機関の統計資料などが引用されているか。
  • 大手リサーチ会社、公益団体など、信用できる民間企業の統計資料などが引用されているか。
  • 引用した統計資料などが古すぎて今の現状にそぐわないことはないか。

■商品やサービスを利用するユーザーからの意見が反映されているか

  • 適切なターゲティングを通じて、ユーザーを見つけ出しているか。
  • アンケート、インタビューなど、直接にユーザーの意見が確認できているか。
  • 試食会、試作品の使用、プレオープンなど、販売・サービス提供前の実証は済んでいるか。

■十分な市場調査が行われているか

  • 数人だけの意見で判断していないか。
  • ターゲットを網羅する調査手法となっているか。
  • 時間、場所、天気など、あらゆる状況に備えた調査ができているか。
  • 想定できるあらゆる調査手段を用いたか。

■十分なユーザーが存在しているか

  • 客観的に定量的にユーザーの確認ができているか。
  • 1時間、1日、1週間、1月、1年のユーザー数が見込めているか。
  • 特定の時間、場所に限定されていないか。

収益性

儲かるどうか、という話です。

能力的にできて、革新性があり、なおかつ利用してくれるユーザーが存在しても、

儲からなければただの趣味です。

ビジネスではありません。

次のポイントを確認し、儲かるビジネスモデルかどうかを判断しましょう!

■原価率の適正性

  • 標準原価を下回っているか。
  • 適正な仕入高/外注高になっているか。
  • 競合他社より自社の利益率が高い商品やサービスか。

■価格の優位性

  • 消費者にとって値ごろ感はあるか。
  • 競合他社より低価格で提供できるか。
  • 一般消費者にとって買い求めやすい価格帯か。

■提供方法とのバランス

  • 商品のパッケージやサービスの提供方法が、価格帯と釣り合っているか。
  • 安い商品なのに高級なパッケージになっていないか。
  • 高級感を出したい商品なのに、パッケージが安っぽくないか。

補助金の活用方法の確認や申請ならお任せください!

当社では、長崎を元気にしたい、盛り上げたい企業様を応援します!
しかし資金が足りない、国の支援を受けてより拡大したい!というニーズがあると思います。
採択実績、経験豊富な行政書士が対応いたしますので、お気軽にご相談ください!

【当事務所の報酬額】
・相 談 料 : 5,000円(税込)
・補助金申請手続:150,000円(税別)~
※上記金額のほか、書類発行手数料、郵送費、交通費などの実費が必要です。

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