大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業が実施されています。
2022年8月16日現在は、３次公募の受付中です。
これは、換気設備を設置する際の設備費と工事費について、環境省から補助金が交付されるもので、窓口は一般社団法人静岡県環境資源協会となっています。
～目次～
補助金の目的
公募要領に次のように記載されています。「高機能換気設備等の導入を支援することにより、感染症の拡大リスクを低減するとともに、CO2排出量を削減する。」
誰が申請できる？
日本国内の事業者で、民間企業、個人事業主等が対象です。昨年度より対象者が拡大されており、大企業等も申請できます。
他に、独立行政法人、学校法人、社会福祉法人、医療法人、一般社団法人、地方公共団体等も対象です。
テナントビル等では、建物の所有者から設備設置の承諾を得て、テナント事業者が申請することができます。
対象の施設は？
対象となる施設は多岐に渡ります。
［事務所］事務所
［宿泊施設］ホテル、旅館
［医療・福祉］病院、福祉施設、整体院、理美容室
［物品販売］デパート、スーパー
［学校］小学校、中学校、各種学校
［飲食店］レストラン、食堂、カフェ
［文化施設］図書館、博物館
［スポーツ施設］体育館、集会場、フィットネスクラブ
［娯楽施設］映画館、カラオケボックス、ボウリング場
上記は一例であり、これらに類する施設は対象となる可能性があります。
導入すべき設備は？
必須：高機能換気設備
- 導入前に比べてCO2排出量の削減が見込めるもの
- 更新前よりもエネルギー消費効率が高いもの
- 熱交換率40％以上のもの
任意：空調設備
- パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン、ガスヒートポンプ式エアコン等は、高効率機器
- ルームエアコンは、国立研究開発法人建築研究所が示す冷房効率区分（い）を満たす機種
※施設全体で設備を導入する前に比べてCO2削減ができることが要件です。
対象とならない経費
次のような経費は、補助対象となりません。
例）
- 既存機器等の撤去、移設、廃棄、処分費用
- オプション品の購入費等
- 予備設備、将来使用予定の設備の購入費等
- 官公庁や電力会社等への申請、届出等の経費
- 本補助金への応募、申請手続に係る経費
※補助金の目的外使用は補助金適正化法で固く禁じられています。
補助金額は？
補助対象経費の上限：2,000万円
補助率：３分の２
補助金額の算出例は次のとおりです。
例）300万円の高性能換気設備300万円、300万円のエアコンの場合
補助対象経費は300＋300=600万円
補助金額は600万円×2/3＝400万円
※ただし、CO2の1tあたりの削減コストが12万円を超える場合は、その超過額に応じて補助対象経費が減少し、補助金額が減額になります。
応募できる期間は？
1次公募 令和４年３月１７日～４月１９日 受付終了
2次公募 令和４年５月２３日～６月２４日 受付終了
3次公募 令和４年７月２５日～８月３１日 ※現在３次公募の受付中
よくご確認ください！
重要なポイントの１つは、採択が決まり、交付決定が行われてから、契約・注文を行わなければならないということです。
また、実際に補助金を受領するまでには、応募申請、交付申請、完了報告などがあります。
加えて、補助金を受領した後も、取得した設備の処分には制限があり、勝手に譲渡したり交換したりすることはできません。
要領をしっかり読み、確認することが必要です。
※これは本補助金に限らず、多くの補助金に共通です。
補助金の活用方法や申請はお任せください！
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採択実績、経験豊富な行政書士が対応いたしますので、お気軽にご相談ください！
【当事務所の報酬額】
・相 談 料 ： 5,000円（税込）
・補助金申請手続：150,000円（税別）～
※上記金額のほか、書類発行手数料、郵送費、交通費などの実費が必要です。
