a.誹謗中傷
誹謗中傷とは他人を激しく罵ること。
他人へ対する悪口だけを指す言葉ではなく、その人の名誉を毀損するようなことを言ったり、根拠の無い悪評を流したりする行為などを指します。
これは刑法第230条に定める「名誉毀損罪」に該当する場合があり、立派な犯罪です。
b.物申す投稿
誹謗中傷と似ていると感じる方もいるかもしれませんが、a.に比べて「自分は正しい」「世のため」といった感情が強い投稿のことです。
例えば、生活保護を受けている方にもっと働けという内容の投稿や、若者ならもうちょっとこうしろ!といった投稿です。
この投稿が問題なのは、「自分が正義であり、世の中のために正しいことを言ってやっているんだ!」という気持ちにとらわれていることです。
世の中はそう簡単なものではありません。人にはそれぞれの事情があり、表面上でそれをすべて理解することはできません。
他人の事情も理解せず、自分の物差しで間違っているだの、もう少し頑張れだのと言うことは、相手に「偉そうなヤツ」という印象を与えてしまい、あなたから離れていく原因になるでしょう。
c.政治的投稿
あなたがある政党を支持したり、応援したりするのは自由です。
ただその政党以外を支持する方はあなたの投稿に反感を買うことになるでしょう。
SNS上では政治色をあまり出さず、地元や国のために頑張っている取り組みなどを紹介し、共感する程度に留めておきましょう。
d.宗教の勧誘、信仰心を含む投稿
宗教的内容や信仰心を含む投稿もc.と同じ理由で、投稿してはならない内容となります。
さらに宗教の勧誘につながる投稿は最もNGで、読み手は、あなたと仲良くなると宗教に勧誘されるという恐怖感を覚えるでしょう。
e.賛否用両論に分かれる投稿
答えがなく、賛否が分かれる投稿は炎上しやすいです。
あなたのSNSで甲論乙駁(こうろんおつぱく)が繰り広げられると、互いの矛先があなたに向いてしまうリスクがあります。
ネット上ではまっとうな話し合いからそれて、互いを批判し、感情的になりやすいです。
この戦いをあなたのSNSでされてしまうと、あげくはあなたのイメージダウンにつながってしまうでしょう。
f.差別用語・ヘイトスピーチを含む投稿
差別用語やヘイトスピーチを含む投稿は相手を不愉快な気持ちにさせるだけでなく、場合によっては法律に抵触する場合があります。
日本では「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(平成28年法律第68号)」、いわゆる「ヘイトスピーチ解消法」が平成6月3日に施行され、ヘイトスピーチの解消を目的としています。
法律家のあなたが差別用語やヘイトスピーチを含む投稿を掲載すれば、物議を醸すことになるでしょう。