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経営改善・生産性向上を目指す、企業の健康診断ツール「ローカルベンチマーク」をご存じですか?

企業は、雇用する従業員に年に一度の健康診断を受診させる義務があります。

労働人口が減少する現代において、従業員が病気を早期発見し、長く健康的に働くことが会社の継続と成長に繋がるからです。

~目次~

ローカルベンチマークとは

従業員と同様、会社の健康状態も重要なことです。

業務プロセスによる生産性や財務状況が悪い状態を放置してしまうと、経営を継続することはできません。

ただ、何をどう改善すればいいのか、頭の中で把握して判断することは難しいため、

ローカル(地域)の、ベンチマーク(基準・指標)に当てはめて、会社の健康状態を探るための取り組みとしてローカルベンチマークが策定されました。

これにより、会社は産業・金融一体となり地域経済の振興させる総合的な支援を取り入れやすくなるメリットがあります。

ローカルベンチマークで行うこと

現代は、少子化・地域経済の変化や経済の仕組み自体が変わったことで、これまでの方法が通用しなくなる企業も多く出てきています。

企業が取り組むべき課題を見える化し、今後必要となるものを洗い出すために専用シートに記入し、会社の経営状況の診断を行います。

分析結果を元に、関係機関や金融機関等から必要な支援を受け、業務拡大や経営改善に活用します。

作成の流れ

経済産業省の公式ホームページでは、専用シートへの記入方法を項目ごとに動画で視聴できます。

これを参考に、事業の現状を書き出していきます。

 

1.現状の分析

会社の沿革、経営理念、後継者、取引先、競合他社、管理体制、関係者、事業計画などから、現在の会社の状況を把握します。

 

2.業務フローの把握

商流、顧客、商品価値、販売・技術力、強み、弱みから必要なもの、不要なものを洗い出します。

3.将来のビジョン

課題の解決と対策について検討し、目標を明確にします。

 

売上、収益などの情報を入力することで、下のようなグラフが作成されます。

分析や評価の結果をもとに、取り組むべき対策や支援の活用を検討します。

それぞれの項目は、以下の計算式で求めます。

①売上増加率(=(売上高/前年度売上高)-1)

②営業利益率(=営業利益/売上高)

③労働生産性(=営業利益/従業員数)

④EBITDA 有利子負債倍率(=(借入金-現預金)/(営業利益+減価償却費))

⑤営業運転資本回転期間(=(売上債権+棚卸資産-買入債務)/月商)

⑥自己資本比率(=純資産/総資産)

ローカルベンチマークの利用対象者

企業を始め、地域金融機関、政府系金融 機関、ファンド、証券会社等、地方公共団体の地域の支援センター、商工会・商工会議所等の支援機関、税理士、会計士、 コンサルタント等

 

参考・出典: 経済産業省 公式ホームページ

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